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2020.6.8

札幌演劇シーズン2020-夏、開催決定!
3劇団が参加。親子向け特別プログラムも。

jpg  新型コロナウイルスの影響で、様々な社会・文化活動が休止されている中、この夏の札幌演劇シーズンを開催すべきかどうか、実行委員会では、関係機関、劇場、劇団と連携を図りながら議論を重ねてまいりました。
 長期化するであろうウイルスへの対応をふまえつつ、いかに演劇活動の継続・維持の一助となるか、また、こういう時だからこそ必要とされる文化・芸術活動を、どう再開していくか、を摸索することも、札幌演劇シーズンの新たな課題であり、重要な使命であるという考えに至りました。

 札幌演劇シーズン2020ー夏は、できる限りの感染拡大防止策を講じながら、規模を縮小し開催します。
 この夏も、作品との一期一会、渾身のライブをお楽しみください。

 現在、実行委員会では劇場、劇団、関係機関とともに、感染拡大防止のためのガイドラインづくりを進めており、開催にあたっては、予防衛生管理を徹底してまいります。

 新型コロナウイルス感染症対策とお客様へのお願いについては、7月上旬を目途に公式サイトにて発表いたします。

 安全・安心な運営にはお客様のご協力も欠かせません。マスク着用、手指消毒などのほか、座席も従来より少なく設定しており、当日券などのご希望には添えない可能性もございます。何卒ご了承ください。

 2012年にスタートし、9万人以上の方々にご来場いただいた札幌演劇シーズン。皆様のご協力でさらに大きく意義深いものに育てていければ幸いです。これからもよろしくお願いいたします。

札幌演劇シーズン実行委員会

札幌演劇シーズン2020-夏 開催概要
期間/2020年8月1日(土)~8月22日(土)
チケットは6月22日(月)販売開始



●上演日程

●yhs「ヘリクツイレブン」(レパートリー作品)
8月1日(土)~8月8日(土)
会場:コンカリーニョ

●劇団怪獣無法地帯「ねお里見八犬伝」
8月8日(土)~15日(土)
会場:BLOCH

※日程・会場が変更となっております。正しくは以下の通りです。
8月12日(水)~8月18日(火)
会場:コンカリーニョ

●札幌座「フレップの花、咲く頃に」
8月15日(土)~22日(土)
会場:かでるホール


特別プログラム
●シアターZOOプロデュース「ぐりぐりグリム~長靴をはいた猫」
7月23日(木・祝)~27日(月)
会場:シアターZOO



主 催/札幌演劇シーズン実行委員会
(演劇創造都市札幌プロジェクト/北海道演劇財団/コンカリーニョ/BLOCH/札幌市教育文化会館[札幌市芸術文化財団]/北海道立道民活動センター[道民活動振興センター]/北海道文化財団/札幌市)

■公演期間は8月1日(土)~22日(土)となり、当初より1週間の短縮となりました(当初は7月25日[土]開幕)。
■当初は、4劇団参加の予定でしたが、1劇団が参加辞退となり、3劇団での開催となりました。
(参加辞退となった劇団パーソンズからのメッセージをご用意しております。下記をご覧ください。)
■座席間隔を確保するため、通常公演よりも席数が少なくなることから、今回はリピーター割引(当日券扱い)と中高生無料ご招待を中止とさせていただきます。
■これまで開幕前に毎回行ってきたチカホ(札幌駅前通地下歩行空間)でのイベントを中止します。
■チケットの販売過程および会場での「北海道コロナ通知システム」(北海道提供)の活用等で、来場者の管理を徹底します。

【お問い合わせ】
札幌演劇シーズン実行委員会事務局[(株)ノヴェロ内] 担当/三上
・TEL 080-3238-3897 
・メール mikmi_a@novello.co.jp

※札幌演劇シーズンは、夏と冬に約1か月間の長期公演を行い、札幌でつくられ過去に高い評価を得た作品のみを上演しています。
※レパートリー作品とは、過去に札幌演劇シーズンで上演した作品の中でも、特に好評だった作品で、さらに多くの人に観ていただく機会を設けています。

札幌演劇シーズン2020-夏 参加作品


jpg 「ヘリクツイレブン」

脚本・演出 南参

●あらすじ
草サッカーの練習試合のために集まった町役場の職員たち。そして始まる作戦会議。だが、その内容は試合に勝つためのものではなく、なぜか負けるためのものだった。相手は町一番の大企業、いわゆる“接待サッカー”である。しかし、一人の新人職員がその作戦に異議を唱える。
「僕、負けたくありません」
圧倒的な正論に、ヘリクツで新人を丸め込もうと立ち向かう11人の戦士(同僚)たち!!最後に笑うのは正論か、ヘリクツかー。

jpg 「ねお里見八犬伝」

原作 滝沢馬琴
脚色、演出 棚田満

●あらすじ
里見義実(よしざね)により処刑された悪女玉梓(たまずさ)は、怨霊となり里見義実家を滅ぼさんとあの世から舞い戻った。玉梓は義実の娘、伏姫と愛犬八房を罠にはめ殺害してしまう。が、その時伏姫の体から光る八つの玉が天空へ昇っていった。これこそ、里見の里を守る8人の犬士が現れる印だったのだ。
不思議な縁で結ばれた八犬士が今、立ち上がる。
滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」を大胆にアレンジし劇団怪獣無法地帯が贈る伝奇エンターテインメント!

jpg 「フレップの花、咲く頃に」

作:山田百次(ホエイ・劇団野の上)
演出・音楽:斎藤歩
●あらすじ
昭和21年樺太庁落合、大山吉男と妻アキコは日本に戻れずソ連占領下での生活を余儀なくされていた。二人の家の前に一人のロシア人女性・アンナが突然トラックから降ろされ、夫婦は彼女と一緒に暮らさねばならなくなった。戸惑うことも多かったが、やがて助け合いながら暮らし始めた…ソビエト人、樺太アイヌ、朝鮮人たちが自発的にコミュニティを形成し暮らしていた混住と呼ばれた時代、その土地にはフレップの花が咲いていた。

上記3作品以外に、親子向けの特別プログラムとして、シアターZOOプロデュース 劇のたまご「ぐりぐりグリム~長靴をはいた猫」(7月23日[木・祝]~27日[月]をシアターZOOで行います。 この作品と連携した、札幌演劇シーズンの小学生向けワークショップもスタートし、来年冬の発表公演をめざします!

●今回、参加辞退となった劇団パーソンズ代表 畠山由貴さんからのメッセージ

平素より劇団パーソンズを応援していただき誠にありがとうございます。
当劇団はこの度開催される演劇シーズン2020-夏に『私たちの賞味期限』という作品で参加予定でしたが、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大、またそれに伴う現在の不安定な社会情勢を鑑み、参加を辞退することを決断致しました。
楽しみにしてくださっていた方々にこのようなお知らせをしてしまうことを心よりお詫び申し上げます。

座組み内・劇団内で何度も話し合いを重ね、なんとか安全な状態で公演を行うことができないか検討致しましたが、現段階では作品を提供する側の私達、そして見に来てくださるお客さま全員が少しも不安を抱えずに劇場に居ることは困難だと判断致しました。

しかし、この決断は当然ながら演劇シーズンに参加する他団体、また同時期に公演を行う団体を否定するものではございません。
私達が悩んで悩んで悩み抜いて答えを出したように、どの団体も同じく大きな葛藤の中で公演を打つと決めたはずです。
そしてそれは、演劇を含めた全ての文化に火を灯し続ける為に、未来を見据えて前進していこうという強い意志を持った決断だと思います。

また、『私たちの賞味期限』は演劇シーズンの演目として上演することは叶いませんでしたが、来年以降に再演を考えています。ヒーロー達が劇場に現れる日までしばしの間お待ちいただけると幸いです。

今回、劇団としては非常に残念な形になってしまいましたが、無事に演劇シーズンの幕が上がり、素敵な作品をたくさんの方に楽しんでいただけることを心より願います。

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