2005年結成。劇団名は｢怪獣が思うまま暴れるように様々なジャンルに挑戦していきたい」という思いを込めた····というのは全くの後付けである。今は3名それぞれの作、演出を軸に上演を行う。無法の名の通り冒険活劇、ホラー、会話劇、アラビアンナイト、推理劇、SF、刑事物、はては西部劇と様々なジャンルに挑戦、しかし怪獣ものはまだやっていない。今年は劇団創立15周年のはずなのだが誰もなにもいわないので僕も黙っていることにした。皆さんもこのことは秘密にしておいていただきたい。
演出
劇団怪獣無法地帯 主宰
僕はかなりの映画好きで、そのせいか作る芝居が映画っぽいとよく言われる。時々演出していて｢あーここアップにしたいなあ」とか｢ここで場面切り替えてすぐに違うシーンに移れないだろうか」とか考える。おかげで1シーン長くて8分、短くて2分なんてザラでシーン数か20なんシーンにもなってしまう。見せ場もたっぷり入れてと、だがその前に息抜きのシーンを入れないとお客が飽きてしまうので助走のようなシーンも入れておく。なんかダレてきたなあと思ったら次はクライマックスになるのでご心配なく。登場人物の紹介は先にしておきエピソードを繋げ後半でようやく主人公たちが顔を合わせて敵に向かっていく、それこそ黒澤明監督｢七人の侍」などはその王道だ。そんな名作に肩を並べることなどできないが一歩でも近づければと思って日々台本を書いている。
