脚本家、演出家の弦巻啓太が「様々な演劇人とのコラボレーションの場」として2003年に設立。ウェルメイドコメディを中心に様々なジャンルの作品を上演。分かりやすい語り口と人間への深い洞察に満ちた物語で、高く評価される。演劇シーズンへは昨年の14年夏に「死にたいヤツら」(2006年札幌劇場祭大賞受賞作)で初参加。2014年11月に開催された「ナイトスイミング」ではエンターテイメントに満ちた舞台で札幌劇場祭オーディエンス賞を受賞。2015年は「死にたいヤツら」で初の海外公演も経験。また、弦巻自身も2015年3月、日本演出者協会主催若手演出家コンクール2014最終審査にて最優秀賞を受賞。道内外で今、注目されている劇団である。
弦巻楽団代表/脚本家・演出家
初演は2005年、自分が札幌で演劇を始めて10年目になるかという頃でした。それまで20作以上の作品を執筆、演出して、様々なジャンルや表現形態にチャレンジしてきました。誰より先鋭的であろうとし、誰よりファンキーであろうともしました。挑戦が一巡りして、この頃「どれだけ完成度の高い作品が作れるか」という目標が浮かんできます。それこそが何より先鋭的であり、何よりファンキーなのだと。それはハードな挑戦でした。
『ファンキーなほどウェルメイド』それがこの作品です。思いっきり、待ったなしの『ラブコメ』です。主役は初演以来不動の松本直人。ヒロインには札幌で活躍する岩杉夏を迎え、新たな『ウェルメイドコメディ』を最高速で駆け抜けます。恋は、何度だって走り出すのです。