のと☆えれき 公演
「葉桜とセレナーデ」
作:ごまのはえ(ニットキャップシアター) 演出:横尾寛
2024.8/24土〜31土
今年も花見は無理だった。
心地よい風に葉桜が揺れる、5月の北国の港町。
感染症対策のために産婦人科の駐車場に拵えられた簡易待合所には二人の男。
道路を挟んだ向かいにあるグラウンドからは少年野球の賑やかな声が聞こえてくる。
陽射しがまぶしい午後。
その時を待つ、「父親」たちの小夜曲。
「チェーホフも鳥の名前」で第9回北海道戯曲賞大賞を受賞したごまのはえによる書き下ろしコメディ作品。
【ゲスト出演】
ナガムツ
アフタートークあり、
ゲスト:ごまのはえ
【ゲスト出演】
福地美乃
【ゲスト出演】
ナガムツ
【ゲスト出演】
ナガムツ
【ゲスト出演】
ナガムツ
【ゲスト出演】
福地美乃
■キャスト
のと☆えれき(能登英輔&小林エレキ)
ゲスト出演:ナガムツ(劇団Coyote/吟ムツの会)、福地美乃(yhs)
■スタッフ
舞台監督:高橋詳幸(アクトコール株式会社)
照明:相馬寛之
音響:山口愛由美
演奏:福地美乃
衣装:佐々木青
舞台写真撮影:原田直樹(n-foto)
宣伝美術:二朗松田
プロデューサー:小室明子(ラボチ)
劇作家、演出家、俳優
ニットキャップシアター
『葉桜とセレナーデ』に再演の機会を与えてくださりありがとうございます。
この脚本を書いたのはコロナ禍で、しかも子供が生まれる頃でした。
読み返すと、妻への申し訳ないような気持ちや、不安や、慌てぶりや、はしゃぎぶりや、道化ぶった感じや、自分を戒める感じ等々が詰め込まれていて、なんだが恥ずかしくなってしまいました。
二つの非常事態が重なって調子に乗ってたんですね。
そしてこの感想もまた自意識過剰の賜物です。
あまりに個人的なことが反映されてて、作品とちゃんと距離がとれてない、いわば毒親になりかけているのかもしれません。いかんな。
舞台『葉桜とセレナーデ』は演出の横尾さん、「のと☆えれき」のお二人、スタッフの皆さんの仕事によって立ち上がり、歩き出します。
きっと生みの親の私が驚くような成長した姿を見せてくれるに違いありません。楽しみ。
男性側がパパになるにはってなかなか難しい視点を、暖かく描いていた珠玉の作品だった。
笑って、心はグサグサ刺されまくって、また笑って。でも観劇後は前向きになれました。
父親と子供の距離は不思議だ、と自分の父親を見ていても感じる。父親の愛情って、ALSOKみたい。見守るより前のめりに、闘うより穏やかに。
扇谷記念スタジオ
シアターZOO
札幌市中央区南11条西1丁目ファミール中島公園B1F
TEL:011-551-0909
HP:http://www.h-paf.ne.jp/zoo/
[アクセス]
地下鉄南北線「中島公園駅」1番出口より徒歩5分
※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。
ラボチ
TEL:050-3698-5920
Eメール:rabochey2015@gmail.com