札幌座
「西線11条のアリア」
作・演出:斎藤歩(札幌座)
2024.7/20土〜27土
時折、激しい吹雪が吹き荒れる真冬の札幌。東京から仕事で札幌に来たばかりの男が、道路の真ん中にある市電の停車場で、ススキノに向かうために電車を待っていると、そこに一人、また一人、電車を待つ人たちが現れる。現れた人たちは、そこで炊飯器にお米と水を入れ、ご飯を炊き始め、やがて炊飯器からは、仄かに白い湯気が立ち昇る。
実在する市電の停車場「西線11条」で、本当にあったかもしれない、出会いと旅立ちの物語です。
■キャスト
斎藤歩、林千賀子、磯貝圭子、熊木志保、木村美結(以上、札幌座)
明逸人、沢井星香(以上、ELEVEN NINES)
川崎勇人(劇団東京乾電池)、横尾寛(ヨコオ制作所)
■スタッフ
舞台美術:高田久男(セットアップ)
照明プラン:熊倉英記
音響プラン:百瀬俊介(shusa)
照明オペレーター:矢口友里(ステージアンサンブル)
音響オペレーター:奥山奈々(Pylon.inc)
俳優・演出家・劇作家
札幌座
2014年、冬の演劇シーズンで上演して以来、10年振りの上演です。あの時はまだ札幌の市電は、西四丁目駅~すすきの駅の間が繋がっていませんでした。千穐楽の舞台に当時の市長・上田文雄さんが飛び入り出演し、市電のループ化について熱く語って下さり、翌年の2015年に市電のループ化は完了。駅前通り・狸小路の交差点を市電が走る風景にもすっかり見慣れてしまいました。
2005年の初演から20年目となる2024年。20年もの間、変わらぬクオリティで謎のお姉さんを演じ続ける、林千賀子や磯貝圭子、その弟の川崎勇人も東京から呼び戻し、新たなキャストと共に、私も、道路の真ん中にある、細長く心細い冬の市電の停車場に、立ち並ぶことになってしまいました。
一粒残らず生きよう。と思いました。(30代・女性)
札幌の宝と言いたいぐらい、ホント、名作です。(男性)
あらためて自分が札幌に住んでいることに幸せを感じました。
舞台でこんなにきちんとご飯を炊いて食べる芝居は初めて観ました。(男性)
ふだん乗り慣れている市電の停留所を舞台に、こんなに素敵なお芝居ができるとは…(49歳・女性)
ジョブキタ北八劇場
札幌市北区北8条西1丁目3番地 「さつきた8・1」内2階(地下通直結)
TEL:011-768-8808
HP:https://kita8theater.com/
[アクセス]
札幌市営地下鉄東豊線・南北線「さっぽろ駅」15番出入口エレベーターより「さつきた8・1」へ
一般財団法人札幌市交通事業振興公社、佐藤水産、さっぽろ天神山アートスタジオ、NPO法人札幌座くらぶ
北海道演劇財団
TEL:011-520-0710(平日9:00-17:00)
Eメール:office@h-paf.ne.jp