新型コロナウイルスの感染拡大により、大きな打撃を受けた舞台芸術を支援しようと2020年に全国20か所以上の地域でスタートしたJAPAN LIVE YELL project。
札幌演劇シーズン実行委員会は、これまで3年間、その北海道会場の企画・運営を担い、演劇はもちろん、音楽、オペラ、ダンスなどさまざまなジャンルの方たちと連携しながら、観客の皆さんとともに生の舞台を創造し、コロナ禍で消えかけていたLIVEの灯をまちにともし続けてきました。昨年度は「北海道シアターカウンシルプロジェクト」を立ち上げ、アフターコロナの北海道に必要な新しい文化芸術支援のあり方についても考えてきました。
そして本年度はこれまでのJAPAN LIVE YELL projectの活動によって見えてきた課題と、「北海道シアターカウンシルプロジェクト」の議論を通して得た成果をもとに、「札幌と地域を舞台芸術でつなぐ」ことを基本テーマとして事業を展開していきます。
札幌にはこれまでに蓄積されてきた文化芸術の資産があります。一方、地域には私たちの知らないさまざまなヒトやモノ、文化的な資源が眠っていることを、私たちはJAPANLIVE YELLprojectの活動によって知ることができました。本年度は、そうした背景を持つ札幌と地域が、舞台芸術を軸につながり、互いの文化資産を循環させ、互いに学びあい高めあうことができる機会の創造に取り組みます。それは、北海道に生きる私たちの足元を掘り返してみることであり、北海道に必要な新しい文化芸術の姿を探す試みでもあります。
もちろん、本年度も演劇や、音楽など、LIVEをとことん楽しめる機会も用意しています。
会場でお会いしましょう。スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。
札幌演劇シーズン実行委員会
演劇創造都市札幌プロジェクト/北海道演劇財団/コンカリーニョ/BLOCH/札幌市教育文化会館(札幌市芸術文化財団)/北海道立道民活動センター(道民活動振興センター)/北海道文化財団/ノヴェロ/札幌市
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会