私たち「座・れら」は、人の気持ちに寄り添い人の心に響く良質な演劇作品を多くの人々と共有しようと活動するアマチュア劇団です。2009年の旗揚げ以来、15回の本公演および東京公演や地方公演、海外公演を重ねてまいりました。10年間で、TGR札幌劇場祭では5回の受賞、神谷演劇賞大賞2回、2017年には札幌市民芸術祭大賞受賞など多くの賞をいただきました。演劇シーズンには2014-冬『不知火の燃ゆ』以来の登場です。
演出
座・れら[演出家]
新型コロナウイルス感染症により私たちは多くのものを失いました。学校生活や仕事、そして平穏な日常など。でも10年前、大きな地震があり原発が爆発した地域の人々はとんでもなくたくさんのものを失っていました。そのときもマスクのある日常でした。子どもたちは外で遊ぶことを禁じられ、外出にはマスクにゴーグルに雨合羽。越境する人や車には「来るな!」「帰れ!」。転校を余儀なくされた子どもたちには冷酷ないじめが待っていました。そして今、私たちはまた同じことを繰り返しているのでしょうか。
あれから10年、私たちは今どこにいるのか?そんなことを確かめつつ、準備を続けています。本当に上演できるのかという不安を抱えながらの作業ですが、こんな時だからこそ演劇の力を皆様とわかちあいたい、と願っています。