札幌演劇シーズン×札幌市中央図書館 連携企画
札幌で生まれた演劇を100年後200年後の未来へ!
札幌市中央図書館で台本の収蔵がスタート!
札幌ならではの文化資産である札幌で生まれた優れた演劇作品を生かし、毎年夏と冬に2回、1か月間のロングラン公演を行っている札幌演劇シーズンでは、このほど、札幌演劇シーズンで上演された作品を中心に、演劇作品の台本の収集をはじめました。集めた台本は札幌市中央図書館に寄贈、「札幌ならではの文化資産」として収蔵していただけることになりました。
演劇は「時代を映す鏡」と言われており、札幌でつくられた演劇の台本には、札幌で生きる人々の姿や思い、時代の風俗、そして人々が抱える問題や悩みなどが、色濃く反映されるものが多く、私たちが生きる今という時代と札幌のまちを、後世に伝える貴重な資料と言えます。
また、私たちが今日、シェイクスピアの劇を楽しめるのは、戯曲が保存され受け継がれてきたからであり、こうした文化資産の継承を、地域で行っていくことにも大きな意義があると感じています。
さらには、劇場で演劇を楽しんだあと図書館で台本を読み作品を振り返る、または図書館で台本を読んでから劇場へ演劇を楽しみに行く等、この機会を通して劇場と図書館の新しい関係づくりや演劇の楽しみ方も提供していきたいと考えています。
収蔵している台本は貸し出しも可能です。
私たちが一世紀以上も前につくられたシェイクスピアやチェーホフの作品を楽しむように、札幌でつくられた作品が100年後、200年後に札幌のまちで再演され、人々を楽しませる。そんな札幌って、いいなあーと思いませんか?
【関連企画】
札幌市中央図書館では2012年から開催されている札幌演劇シーズンを、当時のチラシや上演台本、舞台写真などで振り返る展示会「札幌演劇シーズンを知ってますか?」を開催します(会場:館内1階3か所予定)。展示会「札幌演劇シーズンを知っていますか?」
会場/札幌市中央図書館(札幌市中央区南22条西13丁目1番1号)