札幌演劇シーズン2022-夏 開催にあたって
この夏、3団体が参加し全26ステージが行われた札幌演劇シーズン2020-夏では、コロナ禍の中での開催にも関わらず、8月1日~8月22日までの開催期間中はもちろん、開催前の稽古期間中や公演終了後の経過観察期間も含め、出演者・スタッフ、そしてお客様からも、感染者を一人も出すことなく公演を無事終了することができました。これもひとえに関係者ならびにお客様のご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
「先行きの見えない状況の中で演劇活動をどう継続・維持していくか」。夏同様、こうした大きな課題と向き合っていくことも演劇シーズンの重要な使命だと考え、私たちはこの冬もできる限りの感染防止対策を図りながら、札幌演劇シーズンを開催していきたと考えております。
今回は参加全作品の有料映像配信も予定しております。どうぞこれまでと変わらぬご支援ご協力をお願いいたします。
札幌演劇シーズン実行委員会
『札幌演劇シーズン2022-夏』
の開幕にあたって
札幌市長
秋元 克広
日ごとに厳しさを増していく寒さの中、「札幌演劇シーズン2022-夏」が開幕いたします。
「札幌で生まれた演劇作品をより多くの方に楽しんでいただきたい」との思いから、平成24年に始まった「札幌演劇シーズン」ですが、冬の札幌を彩る魅力的なイベントの1つとして定着しつつあり、開幕を心待ちにされている方も多いのではないでしょうか。10回目の冬を迎える今回も、特に高い評価を得ている選りすぐりの作品を揃え、皆様のご来場をお待ちしております。
さて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、皆様には、大変なご不便とご苦労を抱えつつも多大なご協力をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げます。
今回の演劇シーズンは、最大限の感染拡大防止策を行った上で、例年より短い約2週間の会期とし、市内3会場で3作品を上演します。演劇ファンの方もこれまで演劇を鑑賞したことがない方も是非会場に足を運んでいただき、演劇という生の舞台芸術が放つ魅力や、演者達の情熱を肌で感じていただければと思います。
「札幌演劇シーズン」をきっかけに生まれる新たな演劇ファンや、従来からご支援いただいている演劇ファンの皆様方のお力により、一層輝きを増していく札幌の演劇文化が、これからの札幌を語る上で欠かすことのできない魅力となりますことを願っております。
結びになりますが、「札幌演劇シーズン2022-夏」の開催にご支援・ご協力を賜りました関係者の皆様に心よりお礼申し上げるとともに、札幌の演劇振興に携わる皆様方の今後ますますのご活躍を祈念いたしまして、私からの挨拶とさせていただきます。