劇団紹介

札幌座 札幌座

札幌座は、TPS(シアタープロジェクトさっぽろ)として1996年に北海道演劇財団の付属創造集団として発足し、2014年4月、北海道で演劇活動を目指す演劇人が共同で活動する場となるよう「札幌座」と名称をあらためました。
民間でありながらもパブリックな役割を帯びた札幌の中核演劇創造集団として、専属メンバーのほか、他劇団で活動する人も参加し、作品ごとに多様な演劇人たちと世界の名作や北海道を描く創作劇を上演しています。

WEBSITE : https://www.sapporoza.com/

MESSAGE

南斎藤 歩

斎藤 歩

札幌座チーフディレクター

ジャングルや草原にいるはずの大きな動物が、人間社会に押し込まれ、鎖に繋がれているという状況に、もの哀しさを感じる感覚は、万国共通なのでしょうか。
韓国の若手劇作家、イ・ミギョンの原作から私が妄想したのは、象が檻から逃げ出し、大通公園を西へ疾走するというものでした。韓国の現代演劇には日本のそれとは異なる実社会との重ね方があると感じています。
原作の「そうじゃないのに」を日本の・北海道の実社会と重ねながら「象じゃないのに…。」へと書き換えを進め、昨年5月に初演しました。
「来年、動物園の象舎が20億円もかけて改築される予定だ」と舞台上で言っていましたが、今年、円山動物園の新しい象舎が19億7,964万円の落札金額で、9月20日までに完成し、秋にはミャンマーから4頭の象がやってくるそうです。

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