劇団紹介

弦巻楽団

脚本家、演出家の弦巻啓太が「様々な演劇人とのコラボレーションの場」として2003年に設立した、札幌を拠点に活動する劇団。2006年より本格的に活動を開始、ウェルメイド・コメディを中心に様々なジャンルの作品を上演。分かり易い語り口と人間への深い洞察に満ちた『物語』で、確固たる支持を得ている。2016年は10周年記念として、8月に代表作「果実」を主演ダブルキャストで一週間公演、11月にはニール・サイモンの「裸足で散歩」を演出家・青井陽治氏の新訳により上演。札幌演劇シーズンには2014年-夏「死にたいヤツら」、2016年-冬「ユー・キャント・ハリー・ラブ!」に続き三度目の参加となる。

MESSAGE

弦巻 啓太

弦巻 啓太

弦巻楽団代表/脚本家・演出家

愛着ある作品を再演できることを幸せに感じます。この作品は弦巻楽団の第4回公演として書き下ろし上演されました。前年の2006年『死にたいヤツら』(演劇シーズン2014-夏で再演)で賞をいただき、受賞第1作として発表された作品です。目指したのは、軽い作品を作ること。
「もてない四姉妹による結婚詐欺」と言うコンセプトを思いついた時、劇作の神に感謝しました。社会問題を扱っている訳でもなければ、壮大なドラマが描かれる訳でもありません。壮絶な悲劇も実験もダイナミックな外連味もありません。大げさじゃないぞ、と言うことにだけ胸が晴れる作品です。「圧倒しないぞ!」と。温度に例えるなら『人肌のエンターテイメント』です。
いろんな舞台がある中で、言ってしまえば小さな、人生の皮肉な一面?がほんのりと顔を出すだけのこの舞台を観て、心が少しでも軽くなって貰えたら嬉しいです。

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