劇団紹介

札幌座

札幌座の前身TPS(シアタープロジェクトさっぽろ)は、1996年に北海道演劇財団の付属創造集団として発足し、2001年に劇団化しました。2012年4月、札幌でプロフェッショナルな演劇活動を目指す演劇人が共同で活動する場となるように機構改革し、「札幌座」と名称をあらためました。民間でありながらも、パブリックな役割を帯びた札幌の中核演劇創造集団として、専属メンバーのほか、他劇団で活動する人も参加できるシステムで、作品ごとに多様な演劇人たちと作品創りをしています。札幌座に所属する5人のディレクターたちの作品を、1年に5〜6本上演するとともに、毎年国内外ツアーもおこなっています。

WEBSITE : https://www.sapporoza.com/

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斎藤 歩

斎藤 歩

札幌座チーフディレクター/俳優・劇作家・演出家

「亀」は今回の演劇シーズン参加で初演から数えて21年目に入りました。2005年には原作者の母国ハンガリーで公演し、韓国でも2回再演、現在では道内・道外・海外でもそれぞれの土地で、高校演劇・学生演劇・地域の劇団、韓国テジョンでは女性4名による「亀」も上演されて、そもそもはグロテスクファンタジーと呼ばれるジャンルの精神療養サナトリウムを舞台にした東欧の短編風刺劇だったこの作品が、現在は札幌生まれのコンパクトな喜劇として世界各地で上演されています。
2012年、最初の演劇シーズンで追加公演もさせて頂き、好評だった清水友陽・すがの公・弦巻啓太・斎藤歩によるヴァージョンに、これまで声のみの出演だった橋口幸絵も実際に登場する札幌座ディレクター総出演の新ヴァージョンを教育文化会館の舞台でお披露目します。

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