劇団紹介

yhs

1997年、代表・脚本家・演出家の南参を中心に札幌で結成。
さまざまな社会現象をシニカルな視点で捉え、問題点や矛盾点を巧みな「笑い」によって浮かび上がらせる脚本と、「プレイヤー」と呼ぶ俳優たちの個性を前面に押し出し、「人間」を強く浮かび上がらせる演出を得意としている。オリジナル作品を中心に据えつつ、近年は歌舞伎狂言や、チェーホフなどの古典作品をベースにした作品創作も多く行っている。あくまで力強いエンターテイメントとしての舞台作品を創り続け、北海道内外から高い評価を受けている。

WEBSITE : https://www.yhsweb.jp/

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南参

南参

yhsリーダー/脚本家・演出家

原作の「東海道四谷怪談」は歌舞伎狂言として、今から約190年前に初演されたそうだ。190年も前の話なのに、何とも奇抜で濃い物語だ。歌舞伎というと「伝統芸能」というイメージが強いが、鶴屋南北の作品を見ると、「そもそも庶民のための娯楽エンターテイメント」だというのがよく分かる。だから、この「四谷美談」も「ただただカッコ良くて美しいエンターテイメント」=「現代の歌舞伎」にしてやろうと考えた。
「美しいもの」を作るには悪い時代だ。世の中あちこちにカメラという「目」があるし、SNSなどの「口」もある。あっという間に噂話が広まる。見せかけの「美しさ」なんぞあっという間に崩される。そんな今だからこそ、舞台の上で「真実」をお見せします。

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