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この作品って、どんな作品?

この作品って、どんな作品?

劇団千年王國「ローザ・ルクセンブルク」

私たちに一体何ができるのだろう?
答えは「ローザ・ルクセンブルクに聞いてみよう!」。

3・11、メルトダウン。
私たちに一体何ができるのだろう?これから生まれてくる子供たちに、何を残せば良いのだろう?これからこの国はどうなっていくのだろう?
みんなが疑問や不安を抱える中、代表が出した答えは「ローザ・ルクセンブルクに聞いてみよう!」でした。
ローザ・ルクセンブルクは100年前に生きていた人です。世界中の虐げられた労働者の解放を目指した政治家で、革命家です。とても有名な方なのだそうですが、私はその時初めて知りました。今作品「ローザ・ルクセンブルク」はその彼女の一生を、私たちと同じように恋をし、家族友人らを愛する“一人の女性”として追った物語です。
ローザが書いた手紙や論文などを手掛かりに、当時の様子やその背景を具現化していきました。千年王國も、絶対王政はやめて議会政治で挑もう!というわけで、膨大な資料とにらめっこしながら、演出・キャスト全員で話し合い、シーンを組み立てます。国境線もとっぱらえ!ということで、キャストも踊るし、ダンサーも喋るし、みんなで歌ったりもします。
 ph 私が当たり前として生きているこの日本も、たとえば札幌演劇界の今も、一人一人の意志によって作り上げられたものなのだなあ。と、この創作の時間を通じて改めて思い直しました。ある日、この小さな稽古場が、社会の縮図であるように見えたのです。この小さな稽古場では、一人の力も、とても大きな力となります。16人の「これが一番いい!」が詰まっているのです。すごいパワーです。
 ph そして今回。再演に向けての稽古場は一層賑やかになりました。
新たなキャストを迎え、初演ではまだお腹の中にいた代表の子供も、稽古場中をハイハイしています。時に優しく、時に力強く響く馬頭琴の演奏。全てを包んでしまうような喉歌。迫力のあるダンス。随所に遊び心も加わって、見どころ満載!まさに極上のエンターテイメントです!
 ph この作品の再演を心より嬉しく思います。
是非、この小さな社会の出来事に立ち会ってみてください。お待ちしております!

※写真は稽古中の劇団千年王國の皆さん

劇団千年王國

坂本祐以(さかもと・ゆい)

北海道札幌市出身。劇団千年王國所属。
2003年に舞台デビュー。2008年からジャズダンスを習いはじめ、ダンサー、パフォーマーとして道内各地の様々なイベントへ出演する。
2011年、劇団千年王國『贋作者』が韓国の「光州平和演劇祭」に招かれ、高い評価を得る。
2013年より役者としての活動に専念。他劇団への客演や道外での公演、TVCM出演のほか、NHK特集ドラマ『極北ラプソディ』ではメインキャストとして出演。ワーナー・ブラザース映画『許されざる者』(李相日監督)では、激戦のオーディションを勝ち抜き、メインキャスト「女郎・紫乃」役を射止める。同年の札幌劇場祭での舞台『ローザ・ルクセンブルク』は、札幌舞台芸術賞と演劇大賞・観客賞のダブル受賞のほか、神谷演劇賞などを受賞。

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