2006年よりユニットとして活動開始。2009年より劇団化。以降、札幌を拠点に年2〜3回のペースで公演を行っている。「introの演劇はintroの演劇としか言いようがない」と言わしめる個性際立つ舞台表現、奇抜なポップ感覚、非日常を感じさせながらも日常的な言葉の数々を駆使し、観客の体感にコミュニケーションしてゆく演劇スタイルは、「音楽的」「詩的」と評され、独自の魅力を放つ。近年では、東京、大阪での公演も定期的に行い、着実にファンを増やしている。
intro主宰／劇作家・演出家
家、というものは、いつもかわらずそこにあるもの、ではないのだなぁと思ったのは、初演のときです。なくなったり、こわれたり、もちろん逆もあって、なおしたり、つくったり、そういうことも出来て。
さて、この「家」という文字は、「いえ」なのか「うち」なのか、はたまた、house なのか home なのかfamily なのか。は、問題ではなく、「蒸発」という作品は、「家」のはなしです。わたしは、ひとり暮らしを始めたのが遅かったので、いまもひとり暮らし初心者です。どうなれば上級者になるのかはよくわかりませんが、初心者だなぁとなんとなく思います。わたしは気づいていないけど、わたしの家はもう傾いているかもしれない、もしくは膨れあがっているのかもしれないと、たまに思ったりします。
