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「札幌座」プロフィール

札幌座の前身TPS(シアタープロジェクトさっぽろ)は、1996年に北海道演劇財団の付属創造集団として発足、2001年に劇団化。2012年4月、札幌でプロフェッショナルな演劇活動を目指す演劇人が共同で活動する場となるよう機構改革し、名称も「札幌座」に変更しました。専属メンバーのほか、他劇団で活動する人も加入できるシステムで、作品ごとに多くの演劇人が参加しています。札幌で年5〜6本の公演を行うほか、毎年、国内外のツアーも行っています。

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Message〜「西線11条のアリア」演出 斎藤 歩

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斎藤 歩

札幌座チーフディレクター
俳優・演出家・劇作家

 札幌の冬の路面電車を『銀河鉄道の夜』に見立てたこの作品は、2005年に東京で初演しました。当時TPSと名乗っていた劇団を楽団化させた最初の作品で、全員に管楽器をあてがって、バッハのG線上のアリアをブラスバンド曲に編曲して創作が始まりました。当時の西線11条駅の時刻表通りに電車がやって来る物語です。
 札幌の市電を巡る環境は、今後大きく変化するのかもしれません。市電の路線が環状につながる可能性も出てきたと聞きました。そうすると、この物語の核でもある「すすきの行き」が物凄く遠回りになっていることや、「中央図書館前行き」に途中で寸断されてしまう残念さなど、今後実感できなくなる設定なのかもしれません。しかし、北海道に生まれ、生きて、死んでゆくその当たり前の道産子たちの営みの循環は、今後も変わらず続いて行くはずで、市電のループ化はこの物語を新しく変化させてくれると期待もしています。

Message〜「ダニーと紺碧の海」演出 橋口 幸絵

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橋口 幸絵

札幌座ディレクター
劇団千年王國 代表
劇作家・演出家

 男が女を持ち上げ文字通りぶんぶん振り回し、仕舞いにゃ窓ガラスを割って外へと投げ飛ばす「アパッシュダンス」。それが『ダニーと紺碧の海』のサブタイトルになっています。つまりはそういうお芝居です。
 一昨年は取材のため舞台となるブロンクスの町に行ってきました。英語も話せずレストランで注文もできず、テイクアウトの4ドルのチリコンカンを道端で歯を食いしばって食べていたら、ホームレスのおじちゃんが「hi beauty!」と笑いかけてくれて泣けました。人と関わること。強く、深く、ただ人と関わることが、こんなにも自分を癒したことがそういえばあったねと、この『ダニーと紺碧の海』の再演を重ねるごとに思い出します。全力でぶつかり合うダニーとロバータを見ながら、ああ、壊れたものを取り戻すためにはただ全力で愛したり愛されたりすればいいのだと、このお芝居から受け取るものはいつもそういうものです。
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