ホーム
札幌演劇シーズンとは?
公演日程
作品紹介
劇団紹介
演劇のおもしろさ
チケット予約
リンク

プログラム紹介

intro
札幌座
座・れら
座・れら

「座・れら」プロフィール

鈴木喜三夫を中心に2009年に結成。「アンネ・フランク」を題材に児童文学作家・浜祥子の脚本『空の記憶』で旗揚げ、これまで8回の公演を通じて「人間」を描いてきた。札幌劇場祭に2010年より参加、同年『空の記憶』で特別賞(作品賞)、翌2011年『トランス』で審査員特別奨励賞、2013年には『不知火の燃ゆ』で特別賞(脚本賞)と3年連続で受賞している。

Message

ph

戸塚直人

座・れら 演出部

 アンダーコントロールと一国の宰相が世界に向けて宣った汚染水ダダ漏れ問題は、すでに手の施しようのない程だとも聞く。危機を伝える報道は日毎繰り返されるが、2011年の、3月の、白煙をあげる原子炉建屋をTVで見ていたときほどの切迫感も悲壮感も自分の中に生まれてこないのはどうしてなのだろうかと考えている。たて続けに起こる想定外の現実にマヒしてしまったのか、力強い宰相の語る希望に明るい未来を見ているのか。はたまた千年に一度の厄災は過ぎた、あと千年は大丈夫だろう、とか。
 『不知火〜』は、過去の話でもなければどこか遠くの国のことでもない、今のここのことを思い、つくった作品です。初演で、再演で、韓国光州で、多くの人々が受けとめてくれました。私たちは常に現実にたじろぎながら、それでも生きていく。想像すること、共感すること、これらのことが、どこまでも残酷になるこの社会の中で、豊かに生きるひとつの道を示してくれると思うのです。劇場でお目にかかりましょう。
サイトマッププライバシーポリシーお問い合わせ
pagetop